ラジオで
 <デートしていて、女性が彼を家に上げてもいいかなと思う男性の言葉>を
 紹介していたのだが、その一位が
 「もうちょっと一緒にいたいな」だった。

 その言葉を聞いて「えっそんなもんでいいの?」と思ってしまったボク。
 でも振り返れば、もう随分とそのようなワクワクする状況には縁がない。
 
 そんな場面はこれまでにあったかな?、何て考えてみたら・・・。
 思い出したのはサラリーマンだった頃。
 何かの宴会で酔いつぶれてしまった部下の女子をタクシーで送った時。
 彼女のアパートの前に着いて、彼女を降ろし「じゃあおやすみ」と言った。
 すると彼女、降りて2~3歩いたところで倒れてしまった。
 瞬間、タクシーの運転手のオッさんが
 「ダンナ、こりゃ部屋まで送ってかなきゃ」と言ってニヤッと笑った。
 そこで迷いながらも決断し、料金を支払いタクシーを降りた。すると運転手の
 「頑張って~」というイヤラシイ声が背後で響いた。

 そして彼女を抱きかかえるようにして部屋の前まで行き、
 バック中からやっと探し出した鍵を彼女から受け取り、
 ドアを開け・・・。
 そん時のボクの心の中は、かつて経験したことがないほどの激しさで
 天使と悪魔がガチのバトルを展開したのだった。

 そうだ、ラジオの話とは逆だけど、あの時彼女が
 「もうちょっと一緒にいたいな」なんて、耳元でつぶやいてくれていたら、ボクは
 彼女の部屋に上がり、彼女をソファに寝かせ、それから・・・、
 
 ボクの人生は大きく変わっていたかもな~、ナンチャッテ!。