「昨日、駅ビルの中の店で妹と買い物してたら、そこの店員がさ、
  私に『お母様はこちらがお似合いですよ』なんて言ったのよ。
  もう頭きちゃって、妹の背中を押して、すぐその店出たわよ。
  私と妹って、3歳しか違わないのよ!、
  でもさその時、妹を見たら嬉しそうに笑ってたの。それも頭にきてさ・・・」

  もしかしたら30代なのかもしれないけど、
  50代に見える奥さん風の女性が、そんな話をしていた。

  そういえば僕も50歳の頃、同じような経験が。
  高校時代の友人たちと長崎へ行き
  夜、食事の後、若い女性の居る店へ飲みに行った。
  すると店に入るなり、すぐにボクのそばに寄ってきて、僕をじっと熱く見つめる
  若いホステスさんが居た。
  友人たちはそれを見て
  「お前、長崎じゃモテるんだな」とか「いいなあ、ウラヤマシイ」とか
  「今夜彼女と変なことしたら、奥さんに連絡するぞ」
  とか、皆に冷やかされた。

  そこでちょっとワクワクしながら、隣に座るその彼女にコッソリ聞いた。
  「なんでボクをそんなに見つめるの?」すると彼女が言った。
  「だって先月亡くなったお爺ちゃんにそっくりだったから、
   お爺ちゃんも、お客さんみたいに髪がなくて
   そんな風に坊主頭にしてたんですよ・・・」

  <真実の言葉は 時として 人の心を深く傷つけるのだ!>