ある店で、75歳だというかなり酔ったオトウサンが
 「カアチャンもいいけどさ、やっぱりネエチャンがイイよな」と
 しみじみと言った。そして
 「最近オネエちゃん見てると、なんか触ってみたくなるんだよな。
  でも触っちゃったら『このエロジジイ』とか叫ばれるよな・・・」
 
 そこでマスターが笑いながら
 「そん時はボケ老人のフリしちゃえばイイんですよ」
 「そうか、その手があったか・・・」と言ったオトウサン、
 納得したようにニヤッとして、大きくうなずいた。
 
 「あ~酔った、そろそろカアチャンのところへ帰るかな、マスターお勘定」
 「2200円です」
 「2000円しかねえや、200円マケトケ」
 そんな会話をしていた時、40代に見える女性が一人で店に入ってきた。
 するとオトウサンが帰り支度をストップし、その女性を見つめて言った、
 「マスター、このオネエさんに一杯ご馳走するから、
  なんでも好きなもの作ってあげて」
 「それで俺も、もう一杯、お代わり!」と、大声で言った。

 その後、
 もしかしてオトウサン、ボケ老人のフリ、試しちゃうかも?
 なんて、ドキドキしてたボクだった。