昨日、ある店で談笑していたら、そこに中年女性がケーキを持って現れた。
 「そうかもうすぐクリスマスか・・・」
 なんてつぶやきながら、皆んなでそのケーキをいただいた。
 
 すると
 「このケーキ甘くなくて美味しいね」
 「そうそう甘みにしつこさがない」
 「さっぱりした甘さだね・・・」
 などなど、みんながみんな、ケーキが甘くないことを賛美する。
 
 考えてみれば変な話だ。
 ケーキは甘いからケーキじゃないのか?。
 それじゃああなたたちは
 <カッパえびせん>味のケーキを「この塩味がいいのよ」なんて言って喜ぶのか?
  道行く男を見て
 <スネ毛もないし、筋肉もないし、なよっとしてて素敵>なんて言って恋するか?

 そんなことを思いながら、気がついたらボクも
 「丁度いい甘さだね」
 なんて言っていた。