新聞のコラムに、日本一短い手紙コンクールの優秀作の一編が紹介されていた。
 作者は愛知県の女性だそうだ。その短い一文は、
 
 『今までに、私をフッてくれた人たち、ありがとう。おかげでこの息子に会えました』

 この新聞のコラムの著者は
 「息子さんにしてみれば、この世に自分の命があるのは、独身時代のお母さんを
  フッてくれた男性たちのおかげということになる。人には誰しも、顔や名前を
  しらない『恩人』がいて今を生きている・・・」なんて解説してた。

 この文を何度か読み返し、何か足りないという気がしたボク。
 そうなのだ。
 この短い手紙には、最愛の息子の共同制作者である旦那の姿がない。
 
 というわけで、ボクがこの手紙に、息子の気持ちで返事を書いてみる。

 「男運のないママへ。
  シングルマザーとして僕を生き甲斐に頑張ってくれてる姿は素敵だよ。
  ママ、僕は新しいパパも弟も要らないから、もう恋はしないでね!」