酒場で数人の男子と雑談していたら、20代後半のS君が「笑える話があるんですよ」と話し始めた。
『ある居酒屋でトイレに行こうとしたら、レジの前でオバさんグループが支払いをしていて、
そこでお金を受け取った中国人らしい若い店員が、レジの機械を上手く扱えないらしく、
困った顔でいろんなボタンを押してるんだけど、レジの機械が反応しない。
するとグループの中の一人のオバさんが、若い店員の名札を見ながら
店の奥に向かって叫んだんですよ
「店長さ~ん、中国人のケン・シュウセイさんがレジが出来なくて困ってますよ~」と。
その声を聞いて僕も何となく店員の名札を見たら
名札に何て書いてあったと思います、「研修生」ですよ』
そこまで話してS君が「笑えるでょ?」と笑いながら言った。
そこでボクは考えた。正直全く笑えなかったのだが、その場を和ますために
作り笑顔で「笑えたよ」と答えるべきか、それとも世の中の厳しさを教えるため
「そんな話で笑えるわけない」とはっきり言うべきか・・・と。
しかしふと周囲を見たら、驚いたことに近くに居た数人のオッサンたちが大声で笑っていたのだ。
「そんな甘い対応してたら、面白い若者は育たないぞ!」