ラジオを聴いていたら小椋佳さんの曲が流れて来た。
 浪人時代、切なく落ち込むボクの心を増々暗くし、涙を誘った素敵な歌。

 なんかとても懐かしくなって、早速TUTAYAへ自転車を飛ばし、小椋さんのベストアルバムを借りて来た。
 そして夜、誰も居ない店でいつもよりボリュームを上げて聴き始めた。
 「さらば青春」「しおさいの詩」「めまい」「揺れるまなざし」「シクラメンのかほり」、
 そして流れて来たのは「夢芝居」 
 「♬ 恋のからくり夢芝居 台詞ひとつも忘れない・・・
   男と女 あやつりつられ 細い絆の糸引き ひかれ
   けいこ不足を 幕は待たない
   恋はいつでも 初舞台」

  そのフレーズを聴き、改めて感心しそして思う。
  そうなんだよ「恋はいつでも初舞台」なんだよ。
  そして、けいこ不足を幕は待ってはくれないんだよ。

  相手を想えば想うほど緊張し、好きになればなるほど自分を出せなくなる。
  そして思ってもいなかったような事を言ってしまったり、してしまったり。
  こうして同じ失敗を繰り返すのだ。
  
  「よ~し、そんな失敗をしないため、次の『恋の初舞台』に備えて、今日から稽古に励むのだ!」
  と、還暦過ぎたオヤジが叫んでどうする?。

  さらに、ちょっと待てよ、恋の稽古っていったい何すりゃいいんだ?