群馬県北部の田舎町に用事があり、昨日までの3日間、店もブログも休んで出かけていた。
 
 到着当日の夜、山の中の街道沿いに1件だけポツンとある寂しい食堂へ出かけた。
 実はこの食堂を利用するのは今年2度目である。

 席に付き、おすすめ料理などの説明を聞いていた時、ちょっと驚いた。
 40代半ばに見える女将さんが、話しながらボクの顔をじっと見つめているのだ。
 そこでちょっとドギマギしながら
 「ボクのこと覚えてますか?」と聞いてみた。
 すると
 「もちろんです。お客さん、何か雰囲気ありますもんね」という答えをもらった。
 そこでボクは考えた
 「雰囲気がある」という言葉を、この女将さんはどういう気持ちを込めて使っているのかと。

 その後もお酒や料理を運んで来るたび、女将さんはボクの顔を眺め、目をじっと見つめる。

 その時、昔のドラマで、片思いの彼が彼女をじっと見つめ、見つめられることに照れた彼女が、
 「私の顔に何か付いてますか?」なんて、頬を赤く染めながらウツムイテ、ポツリと呟くシーンを思い出した。

 そういうわけで、帰り際レジを打つ女将さんに
 「ボクの顔に何かついてましたか?」なんて聞いてみようかと思ったら
 女将さんが、レジの数字ボタンに顔をギリギリまで近づけ
 「数字がよく見えないわ」と言いながら
 「スミマセン家に眼鏡を忘れて来ちゃってので、何も見えなくて」と、ボクの顔をじっと見つめながら、謝った。
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(山へ行ったのに写真は海ってどういうわけだ? でも珍しいでしょ、海と烏帽子岩とポニー)