今朝小雨降る海岸で、若いカップルが傘もささず砂浜に腰をおろし、手をつなぎ海を見つめながら語り合っていた。
この夏、友達関係から恋人同士にステップアップしたカップルだろう、二人の見つめ合う視線は、遠くからながめてるだけでも、その情熱が感じられるほど、熱々だった。
彼がもし日記を付けていたら、
「今年の夏の全ての思い出にキミが居る」なんて書いてるにちがいない。
「若者よ、この夏の恋を十分楽しむのだ!
どうせ秋には、悲しい別れの時がやってくるのだから」
と、ヤキモチ焼きの意地悪ジイさんは呟いたのだった。
