ラジオで、新宿のある店のナンバーワンホストだと紹介された男性が
「凄いイケメンでもない、スタイルも普通であるボクがナンバーワンになれた理由は・・・」なんて話始めたので、ボクは慌てて仕込み作業の手を休め、メモ用紙とボールペンを持って、ラジオの前に思わず正座した。
このホスト君の話をキチンと聞き、理解し身につければ、
「ひょっとして、明日から、ボクもモテモテ?」なんて密かに思ったわけなのだ。
そこでいつものように妄想がふくらむ。
ボクがもしそのホスト君のようにモテモテになったら・・・。
連日閑古堂に押し寄せる女性達に
「閑古堂は普通のカフェです、ホストクラブじゃないんですから、シャンパンなんてありません」と叫ぶ、そして
「店主の体への接触はご遠慮下さい」と言いながら逃げ惑う。
そこで気が付いた、こういうモテ方はボク向きじゃないなあと。
さてそんな妄想はストップして注目すべきは彼の話だ。
「何しろ女性の話を優しく聞いてあげる。自分の自慢話は御法度です。そして十分に彼女が話したら、その話を受けて自分の意見を簡潔に」と言った。
なんだそんなことでいいのか、と思ったらまた妄想が
さばききれない女性客をどうするか頭を抱えるボク。
そこで思い付いたのは
「本日より閑古堂はボクより年上の女性は入場できません」と貼り紙する。
するといつものおばあちゃんたちから、「ハゲのくせに生意気言うな!」という苦情の電話が。
あ~、やっぱりモテるって大変だ。こんなことならこれまで通りでイイヤ。
というわけで、明日からも閑古堂はいつも通りの営業です。