「昨日出席した結婚式の引き出物は二人の名前が入ったマグカップだった。こんなの普段はとても使えない、なんて思いながら、せっかくだからと、熱い紅茶を注いでみたら、カップの側面に二人がディープキスしてる写真が浮かび上がった。全く何考えてんだとアキレタ!」

 ラジオからそんなコメントが流れてきた。

 こんな極端な品物じゃないにしても、使えない引き出物って多い。
 ボクもこれまで、二人の名前とハートマークの入った食器や、二人の顔写真が印刷されている絵皿、それに二人の出会いから結婚までの、大判の写真集なんてもらったことがあるけど、嬉しくなかったばかりか、処分に困った。

 そこで、そんな困ってしまう引き出物をくれたカップルを思い出してみたら、偶然なのか、その全ての夫婦が離婚していた。
 
 この話を旧知の説教ジイさんにしてみたら、
 「それは当然じゃ。二人の世界を、相手の気持ちを考えることもなく皆に押し付けるようなワガママカップルは、思いやりの心も無いただのお子ちゃま。そんな二人の生活が長続きするわけないのじゃ!」
だって。