昨日近くのショッピングモールでの出来事。
 
 何となく背中に人の気配を感じながら乗ったエスカレータ。用事のある3階でそのエスカレータを離れようとした時、ボクのビーチサンダルの左かかとを誰かが踏んだ。
 瞬間ボクは前のめりになったが、日頃の筋トレのおかげだろう、態勢を直ぐ元に戻すことができたので、ちらっと、後ろを振り返った。
 
 するとそこには、可愛いギャルママさん風の女性が居て、小さな声で
 「ゴメンなさい」と言った。

 もしかしてだけど、もしかしてだけど、ショッピングモールの入口でボクを見て、瞬時に恋の炎を燃え上がらせてしまったあなたは、ボクの後を追い、理性を失った心が、ボクのサンダルのかかとを踏ませちゃったの?。

 そんなこと照れないで言ってくれれば、ミスドのドーナッツくらいごちそうしたのに・・・。
 
 そこで、ふと横を見ると、そのギャルママさん風の女性が、ダンナのような男に駆け寄って言った。
 「今エスカレータでさあ、前にトロイオッサンが居てさあ・・・」

 「そうそう、とりあえずダンナにはそう言っておかなきゃね」