おばあちゃんが
 「○○さんたら、ホントにおかしいの。さっき大笑いしちゃったのよ」
 と言いながら、その時のことを思い出したのだろう、内容をボクに話そうとしているのだが、笑ってしまって話せないのだ。
 
 数分後やっと落ち着いて・・・
 「あのね『今日、妻が来ないのは、妻に用事があってね』と言いながら、○○さんたらツマ楊枝を手に持ってるのよ。それで『妻用事』だって笑っちゃうでしょ」
 と言ってまた笑った。

 そこでおばあちゃんは、その話を聞いて、当然ボクも大笑いするもんだと思ったらしく、ボクの顔をマジマジと見るので、仕方なく
 「おかしいですね」と言いながら精一杯微笑んだ。

 するとこれじゃダメだと思ったのか
 「もう一つあったわ」と言ってまた笑いながら
 「○○さんが山登りした時、熊に出会ったんだって。その時思わず『こりゃクマった!』って叫んだんだって。面白いでしょ~」と言って、笑いながらまたボクの顔を見た。
 
 少々困ったボクは、仕方ないので「はっはっはっ」と大声で言いながら今度は懸命に微笑んだ。

 元気で長生きしたけりゃ、楊枝が転んでも笑うのだ!