数日前に書いた夫婦ケンガの話を読み返して、ケンカ原因の重大な要素を一つ書き漏らしていたことに気付いた。
 それは両家の親戚のことだ。
 
 義父、義母はもちろん、兄弟姉妹、時には叔父叔母などという存在が、夫婦間に大問題を投げかけて来ることがよくある。

 両家で、風習、習慣、考え方、行儀作法、子供のシツケや教育法など、全てが違うのは当たり前。
 それなのに年寄りの中には、若い夫婦の個性や相手の考え方などは無視して、何しろ自分の意見を押し付けようとする人が必ず居るのだ。
 
 そんな親戚の口出しに対して、言い返せない亭主の不甲斐なさを責めて大げんかになり、結局離婚に至った夫婦を知っている。
 
 結婚すると、パートナーにもれなく付いて来るこの親戚集団。
 「真面目に付き合うと、面倒なことばかり。でもこれの初期対応を誤ると、一生苦労することになるから注意しなさいよ」と、生前母が良く言って居た。

 それなのにボクは、初めて義父に会った時、会話が全く弾まないことを気にして、なんとかその場を和まそうと
 「いや~、ボクは面食いじゃないので・・・」と笑顔で言ったら、義父の表情が瞬時に厳しく変化した。

 それが原因だろうか、義父とは、打ち解けた感じで話せたことは、一度もなかった。