月曜日、109シネマズ湘南で山田監督の最新作「東京家族」を観た。
最近の映画やドラマは、人間の心を最新のジェットコースターに乗せたように、上下左右に高速で激しく揺さぶり、感動や涙を、やや強引に引き出してしまうような作品が多い。
そういう作品も、もちろん嫌いじゃないが、
この「東京家族」は、普通の家族のどこにでもありそうな日常を淡々と描きながら、気が付くと感動の池のほとりに案内されていて、アッと思ったら、涙がこぼれているという感じで、どこまでもさり気ない、最近では珍しい、シンプル感動型の作品なのだ。
こういう映画は、見終わった後、ぬる目のお風呂にノンビリ浸かった後のように、心が芯までジンワリ暖かくなって、ホンワカ気分になれる。
そういえば昔、小津さんの「東京物語」を見た時も、同じような気持ちを味わった。あの時は特に、笠智衆さんのお父さんの台詞が心に沁みた。
そういう意味では今回は、何故か妻夫木君の台詞がボクの心をしっかりと捉え揺さぶった。
そんな場面を思い出しながらふと鏡を見たら、鏡の中でなんと妻夫木君が微笑んでいるではないか。それで驚いて、よ~く見たら、なんとボクの顔だった。
本人が勘違いするくらいだから、やっぱりボクと妻夫木君は似てるのかもしれない?
