今朝の散歩途中、あのマンションの前で、イケナイ恋に溺れる、あの女性をまた見てしまった。
 
 その女性は1年前にここで報告した時と同じように、パジャマの上にガウンを羽織り、マンションの入口前に立ち、去り行く男性の背中に「気をつけてね」という言葉を投げかけていた。
 
 しかし男性は振り返ることもなく、バス停方向へ走るように去っていくのだ。

 ジョジョに小さくなっていく男性の姿を、いつまでも愛おしそうに見つめる彼女の瞳は
 「『今日は泊まるから』と言ってくれるのは、今度はいつなの・・・」
 と呟いていた。

 そして、彼女の背中は
 「あなたの携帯電話を内緒で見たら、私の番号が男の名前で登録されてた・・・」
 「なんでこんなに苦しい恋を選んでしまったんだろう・・・」
 「あなたは本当に私を愛してくれているの・・・」
 「この恋の結末は、いったいどうなるの・・・」
 そんなことを寂しそうに語っていたのだ。

 するとその時、走り去るバスの中に、あの悪い男の顔がチラッと見えた。
 そこでボクはバスに向って
 
 「コラ、女性を泣かせるな!」
 「彼女を早く楽にしてやれ!」
 「きちっと責任取れるのか!」と、
 心の中で怒鳴ってやった。
 
 そしておまけで
 「どんな風にするとそんなにモテるんだ?」
 と質問してやったゼ。
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(こんなに厳しい場所で、一生懸命にそしてケナゲに咲く花もある)