銀行のATM前に10人ほどが並んでいた。なかなか前に進まないので、ボクは前の人のつむじをボーッと見ていた。
ふと気付くと、とても大きなATMの前に立っていて、目に入った右横の赤いボタンを3回押したら、お札の投入口が開いて、そこから500円硬貨がドンドン出て来た。
ボクは慌てて、側に居た係員のオジさんを呼んだ。するとオジさんは「お客様、大当たりですよ。今、箱をお持ちします」と言って奥へ走って行った。
ボクはATMからこぼれ落ちる500円玉を必死にかき集め、持っていたバックに詰め込んだ。
そして窓口へ行き、カウンターの女性行員に事情を説明し「この500円玉を返却したい」と言ったら、その女性行員が
「みなさん、注目して下さい。ここにいらっしゃる禿げオジさんは、とっても正直者です。拍手を」と叫んだ。
すると銀行全体が拍手の音で包まれ、皆が寄って来て「凄いじゃないか」とボクの肩を叩いた。
夢の中でもこんなにも正直なボク。神様もそろそろ何かご褒美を、なんて考えてるかもしれない。
宝くじでも買ってくるか。