「その人は私にだけ『誰にも言わないで』といって身の上話をしてくれる」
「その人は私にだけ『痛い所はどこ?』といって丁寧にマッサージをしてくれる」
「その人は私にだけ『ちょっと困ってるんだ』といってお金の相談をしてくれる」
そんな告白を、目を潤ませながらしてくれた、82歳のおばあちゃん。
それでボクが
「お金の相談はちょっとまずいんじゃないですか」と言ったら
「あなたはその人を知らないから。彼は瀬戸内のお金持ちのお坊ちゃんで、広大な土地や屋敷はもちろん、島まで持ってるのよ・・・」
「それにあの人、動物好きのとても優しい人なの。だって毎週末にエサ代を持って、わざわざ走る馬を応援に行くんだから・・・」
いくつになっても恋は魔物。
もう何を言っても無駄のようだ。
そうだ、おばあちゃんにこの前見つけたシルバー川柳を教えてあげよう
『恋かなと 思っていたら 不整脈』