昨日、59歳のボクが奥さんや娘に、最近チクチク責められてるということを書いた。
 しかしそこには何故59歳なのかという説明が抜けていた。

 一般的に59歳の勤め人は、来年定年を迎える。定年を延長する企業や、まだ勤めていても良いですよという優しい会社も勿論あるが、その会社に勤め続けたとしても給料はグーンと下がるし、肩書きも大きく変わる。
 
 だから仕事の自慢話も「オレって凄いんだぜ」とはもう言えず
 全て「オレって凄かったんだぜ」という過去形の思い出話になるわけだ。

 簡単に言えば、仕事上では過去の人になり、かつての部下が上司になったり、後輩に頭を下げて仕事をもらうようになったりする。
 だからある意味、屈辱的なことも多いのだが、60歳で隠居できるほど皆裕福ではないし、無職ではいられない様々な事情もある。
 
 そして家庭でも同様の変化が起こる。
 それは仕事場での給与下落と役職降下に比例するように、家庭内での存在意義が薄れ威厳も急降下するのだ。すると今まで影で語られていたような悪口や不満が、表面に吹き出して来るというわけだ。

 ああ~、59歳男子とはなんと哀れな存在だろうか。
 
 そんな人生が辛いという人に是非おすすめしたいのが、喫茶店のオヤジになること。
 「客が来なくてもまあイイか」と思えれば、こんなに自由で楽しい仕事はないからだ。