今日は金曜日。
 ということで店に居た若者に何となく
 「昔は金曜の午後になると『ハナキンだフィーバーしようぜ』なんてハシャイだりしたもんだ」と言ったら、その若者は
 「ハナキンって何ですか?」と聞いてきた。

 そのとき、知らないのが当たり前なのか、知っているのが古いのか、一瞬判断がつかず、
 「ハナキンは漢字では『花金』と書いてね『花の金曜日』の略なんだ」なんて、バカバカしい説明をしてしまった。
 するとその子は
 「なんだそんなことなんですか~」と、つまらなそうに答えた。

 思い出してみると、週休二日が浸透し始めたのはボク等が30代の頃。その前は休みと言えば日曜日だけだった。だから土曜日も休みになった時、どんなにうれしかったことか。
 というわけで当時、金曜の夜の街は大いに賑わったわけだ。
 
 なんてことも話したのだが、彼は全く関心を示さなかったが、しばらくして
 「そういえば、ハナキンっていう葬儀屋さんが実家のそばにありました」
 とポツリと言った。

 年代も趣味も違う若い男性と話すのは、やっぱり大変だとつくづく思ったハナキンの昼だった。