「やっと○○くんの席に来れたわ。もう、年取った変なお客ばっかり相手にして疲れちゃった。だからここでゆっくりさせてね。今日は来てくれてホント嬉しかった・・・」

 20代の頃、あるバーのホステスさんにこんな言葉をかけられて、有頂天になってその店に通い続けていた友人が居たことを、突然思い出した。

 その頃の彼は
 「ボクは彼女にとって特別な存在だ。やっぱり、分かる人には分かるんだ」なんて、同僚にいつも自慢げに語っていた。
 
 そんな日々が数ヶ月続いたが、20代の安月給では限界がある。
 でも彼女にはどうしても会いたいというわけで、とうとう彼はサラ金に手を出した。
 そしてそれが目一杯になった時、彼女の態度は一変した。よくある話である。

 その時の彼の落ち込みは大変なものだったが、でも
 「彼女の本心は違うはずだ」とその後もずっと言い続けてたいた。

 淑女の皆さん。
 こんな男の、オバカで純な気持ち、可愛いと思いませんか?