毎日お客さんと話していると、誰もが悩んでいるのがわかる。
 そして一つの悩みの処理が済んでも解決しても、気付けば次の悩みが待っている。
 
 そんなことを考えていたら思い出した。

  昔々ある飲み屋で、たまたま隣に座った知らないオバさんに
 「アンタ幸せそうな顔してるねえ~、悩みなんかないんじゃない?」と声をかけられ、ムッとしたことがある。それは
 「悩みがなさそう=ノーテンキ=アホっぽい」と言われたような気がしたからだ。
 
 普通の人が普通に生活していて「悩みがない」なんていうことは、まずない。
 人間とは、どんな時でもどんな事でも悩んでしまう習性を持つ、悲しい動物なのだ。
 
 つい最近も、結婚し子供が生まれ、さらに昇進もしたという知り合いが「こんなに幸せでいいのか?」と悩んでいたし、性格が良くて皆に愛され、髪の毛が無くて足も短いボクでさえ(?)深い悩みがある。 

 というわけで、誰もがいつでもどこでもなんらかの悩みを持っているのわけだから
 「あんたは悩みなんてないでしょ」なんて言ったら、会話は成り立たないのだ。