閑古堂のソファをカップルシートにしてしまったあの素敵な二人が、昨日午後、微笑みながら入って来た。
 
 4月末の初回来店時は、確かソファに腰掛け、雑誌を読みはじめた時に手を握り始めた。
 そして二回目の来店となった5月末は、玄関の前に立った時から帰るまで、二人の手は固く握られたままだった。
 その時ボクは、「さて三回目はどうなるのか、これ以上熱くなったらオジさんは心の中まで火傷しちゃうかも」なんて書いた。

 しかし三回目となった今回は、予想に反して、雑誌を読んでいる時も、話をしている時も全く手を握っておらず、終止静かに会話しているだけだったのだ。
 
 「いったいどうしたの?、どうして手を握っていなの?」
 ホントはそんな風に聞いてみたかったが、もちろん我慢した。

 しかしここで、自分の書いた文章を読み返してみてちょっと考えた。

 お客さんのことをブログにこんな風に書いてしまうなんて、もしかしてイケナイこと?。
 
 というわけで
 
 「この文章に登場する二人は架空の人物であり、ここに展開された話はフィクションです」
 という言葉を最後に添えさせていただくことにした。