
「おまえあの娘と付き合い始めたんだって」
「そうなんだ」
「バツイチ子持ちの女性を選ぶなんて、勇気あるよな」
「好きになったら、そんなこと関係なくなるんだよ」
「おれにはわからないけど、そういうもんなのか・・・」
二人の男性サーファーが、何やら語り合いながらゆっくり海に入って行った。
その背中を見ていたら、何故か冒頭のような会話が思い浮かんだというわけだ。
視線は、ずっと遠くの水平線にある。言葉は波の音で途切れ途切れになってしまうが、友情で結ばれた男の心はそれでも通じ合う・・・、なんて感じなのだ。
熱い恋の始まりを知っているのか、今日の潮風はほんのり甘い感じがした。