今朝、愛犬が空き地で牛のように草を食べている時、何気なく正面のバス停に並ぶ人たちを眺めていたら、50代のサラリーマン風の男性が、前に立っていた20歳位に見える男性の肩をたたいた。
 振り返った20歳の男性は、一瞬驚いたような反応を示し、戸惑いの表情を浮かべた。
 その戸惑いの表情を、無理矢理言葉に変換してしまうと、こんな感じだ。
 「このオヤジ誰、オレ知らねえよ。どっかで会ったの?、昨日の居酒屋?それとも単に近所の人?。いったいアンタ誰なんだよ?」

 そんな時、50代の男性が何か話しかけた。そこで二人は空を見上げたからきっと「良い天気になりましたね」なんて、無難な問いかけをしたのだろう。

 すると20代男性の表情は、さらに不信感を増したという顔になった。その顔を再度言葉に変換すると「やっぱオレ、このオヤジ知らねえよ。キモチワリィから、もう話しかけんなよ!」ってな感じだった。

 数分後、バスが来て二人は乗り込み、ボクの方に顔を向け、並んで立った。その時驚いた。なんと二人の顔がそっくりだったのだ。

 発車寸前、50代男性の口が動いた。もしかして「確かボクはキミの父親だったよね」なんて、聞いたのかも・・・。