今朝、月に何度か会う2~3歳くらいの坊やが「おはようございます」と大声で挨拶してくれた。
 その時、寒さで顔が固まっていたボクは、あわてて精一杯の笑顔を作り「おはよう」の挨拶を返したのだが、笑顔は歪んでいたし、声は微妙に震えていた。
 
 以前何かで読んだのだが、ある朝出社して直ぐに、ドイツ人の同僚に昨夜の仕事のことを質問したら、そのドイツ人が「まだ朝の挨拶をしていないキミは、ここには存在していない。だから質問には答えられない」と言ったそうだ。

 「ドイツ人っていうのは皆そうなのか?」と聞かれても、残念ながらそんなことは知らない。
 
 ただ、心のこもった素敵な挨拶をする人は、何か人間的にもイイ印象を与えるし、その人の両親までも優しく礼儀正しい人に思えて来るから不思議だ。

 「そこまで言うんだから、あんたの朝の挨拶は、さぞかししっかりしてるんだろうな・・・」
 といった質問をされると、実に困る。
 ドイツ風に言うと、今日のボクはまだ、ここに存在していない幽霊なのだから?。