過ぎ去っていく雨雲の間から、待ちかねたように輝く朝日が顔を見せた時、ふと思いついたのが
「人生だって天気と同じ、雨の日ばかりじゃない、嵐の後には必ずお陽様が顔を出すんだ・・・」
という、手あかの付いた、ダサくて臭い言葉。

オヤジというのは、チャンスがあれば、ちょっぴり偉そうな事や、人生訓などを語ってみたいと思ってる存在なのだ。
しかし、長年共に暮らしてきた奥さんや子供に語っても、実績が伴っていないのだから、まともには聞いてもらえない。
そこで夜の街へ出て、スナックのママさんやホステスさんに聞いてもらうこととなるわけだが「ヒーさんの話って素敵!」と言ってもらうには、スナックなら2時間で1万円、クラブなら3流でも3万円ほどが必要になるのだ。
となると、やっぱりこいつに語るしかないか、そう思って愛犬を見たら
「今日もまた、最後のオチは私なの?」と呆れられてしまった。