買い物帰りの車中で「私さあ、玄関横の柵を壊したみたいなんだ」と、秘密を告白するような口調で奥さんが話し始めた。「今朝何気なく柵を見たら、右に傾いている気がしたので、真っすぐにしようと思い逆に力を加えたら、鉄の支柱が折れてしまったのよ」というのだ。
いくら細いとはいえ、鉄の支柱である。それが、最近ミドル級ほどの体重になってしまったとはいえ、50代のオバさんの力で折れるわけがないだろうと、ボクは思った。
帰宅して柵を見ると、確かに鉄の支柱が折れてゆらゆらしている。「こりゃ車がぶつかったんだよ、人の力じゃ折れるわけないよ」と奥さんを慰めたものの、さて、どうやって修理すればいいのかと、頭を抱えてしまったのだった。
翌日の夜、突然チャイムが鳴った。ドアを開けると70代に見えるスーツを着た男性が立っていた。そして「奥に住む○○と申します。実はお宅の柵に車を当ててしまいまして、大変申し訳ありません・・・」ということだったのだ。
謝りながら、正直にその時の状況を話してくれている○○さんの表情を見ていたら、何故か「金の斧 銀の斧」の話を思い出してしまった。
だからと言って、ボクは女神様ではないので、○○さんの正直な告白に感動して、金の斧をプレゼントしたわけではないのだが。
いくら細いとはいえ、鉄の支柱である。それが、最近ミドル級ほどの体重になってしまったとはいえ、50代のオバさんの力で折れるわけがないだろうと、ボクは思った。
帰宅して柵を見ると、確かに鉄の支柱が折れてゆらゆらしている。「こりゃ車がぶつかったんだよ、人の力じゃ折れるわけないよ」と奥さんを慰めたものの、さて、どうやって修理すればいいのかと、頭を抱えてしまったのだった。
翌日の夜、突然チャイムが鳴った。ドアを開けると70代に見えるスーツを着た男性が立っていた。そして「奥に住む○○と申します。実はお宅の柵に車を当ててしまいまして、大変申し訳ありません・・・」ということだったのだ。
謝りながら、正直にその時の状況を話してくれている○○さんの表情を見ていたら、何故か「金の斧 銀の斧」の話を思い出してしまった。
だからと言って、ボクは女神様ではないので、○○さんの正直な告白に感動して、金の斧をプレゼントしたわけではないのだが。