昨日ある先輩の出版記念パーティーに出席した。出席者の平均年齢は多分70歳代で、ボクなど明らかに若造の部類だった。
 しかし、まいったのが次々に出て来る偉い先生の挨拶の長さだった。皆一様に「年寄りの挨拶は長いと言われるから、なるべく短めに・・・」などと前置きしておきながら、さらに「長くなりましたがそれでは」と、終わりの言葉を言っておきながら「そうだ、もう一つ、どうしても言っておかなきゃならんことを思い出しました」と、再度新しい話を始めたりする。そしてそれが終わらない。
 とうとう会場の裏方から「これでは料理冷めきってしまいます」と、司会者に催促が来たほどだった。
 だが、そんな挨拶をする先生方はきっと、美味しそうな料理を目の前に、イライラしている来場者の表情や態度を見て、もう少しジラシテやるか、なんて楽しんでいるような感じもしたし、また、「挨拶をしろと頼んで来たのはそっちだ。だから言いたいことは全部言ってやる、それで文句あるか」と呟いているようにも見えた。
 料理を待たされながら、ボクも絶対あんなジイさんになってやるぞと、心に誓ったのだった。