今、愛犬の散歩は早朝と夕食後に海岸を歩くことにしているのだが、昨夜午後9時過ぎ、暗い海の波打ち際から突然の叫び声がした。一瞬、こりゃ事件かと目を凝らすと、何とカップルが夜の海で戯れていただけだった。
 我が家近くの海岸に毎日ワンサカと居るのは、1番がサーファー、そして2番がランニング族。海岸沿いにあるサイクリングロードを、ただひたすら走っている老若男女には、ホント感心させられる。
 そして決して数は多くないのだが、必ず居るのが、ただ海を見つめている人だ。今朝もTシャツに短パン姿の若い女性が、じっと遠くの海を見つめていた。恋に破れたのか、人間関係に疲れたのか、そんな傷ついた心を湘南の波は癒してくれるのだろうか。
 見つめ族の中には、ボクと同じような年齢のオジさんも居る。しかしその視線は何故か若い女性のように一定していない。そんなオジさん視線の先を追ってみると、水着姿の女性が居たりするのだ。
 オジさんの秘めたる想いというのは、実に単純で分かりやすいのだ。