今朝の地下鉄車内、優先席の一番奥でその事件は起きた。
ボクの隣りに座るおばさんAは60歳前後。化粧もしていないし、髪も染めていないから実年齢より老けて見える気がした。その前に立っていたおばさんBは、小太りで厚化粧、髪は茶に染めてはいたが実年齢は多分おばさんAと同様、60歳位だろう。
ボクも気付いていたのだが、立って雑誌を読んでいたおばさんBのヒザが、電車が揺れるたびに、寝ていたおばさんAのヒザに当たっていた。
そんな状況が10分ほど続き、電車が都庁前を過ぎた時、寝ていたはずのおばさんAが突然、いかにもイライラしているぞという口調で「あらあら、気付かなくて済みませんでしたね。どうぞお座り下さい」と言って立ち上がった。するとおばさんBは驚いたように「とんでもない。結構です」と、立ち上がったおばさんAの肩を抑えて座席に押し戻した。
「そんなこと言わずに、どうぞ」と、またおばさんAは立ち上がる。すると「もうすぐ降りますから」とおばさんAも意地になって座らない。
「お疲れなんでしょ」「次の次の駅ですから」「お座りになればいいのに」・・・。空席になった座席を前にして二人のおばさんの、怒りのこもった丁寧語が飛び交った。
そうこうしているうちに六本木に到着、残念ながら火花散る激闘の結果を見届けることなく、ボクは下車したのだった。
ボクの隣りに座るおばさんAは60歳前後。化粧もしていないし、髪も染めていないから実年齢より老けて見える気がした。その前に立っていたおばさんBは、小太りで厚化粧、髪は茶に染めてはいたが実年齢は多分おばさんAと同様、60歳位だろう。
ボクも気付いていたのだが、立って雑誌を読んでいたおばさんBのヒザが、電車が揺れるたびに、寝ていたおばさんAのヒザに当たっていた。
そんな状況が10分ほど続き、電車が都庁前を過ぎた時、寝ていたはずのおばさんAが突然、いかにもイライラしているぞという口調で「あらあら、気付かなくて済みませんでしたね。どうぞお座り下さい」と言って立ち上がった。するとおばさんBは驚いたように「とんでもない。結構です」と、立ち上がったおばさんAの肩を抑えて座席に押し戻した。
「そんなこと言わずに、どうぞ」と、またおばさんAは立ち上がる。すると「もうすぐ降りますから」とおばさんAも意地になって座らない。
「お疲れなんでしょ」「次の次の駅ですから」「お座りになればいいのに」・・・。空席になった座席を前にして二人のおばさんの、怒りのこもった丁寧語が飛び交った。
そうこうしているうちに六本木に到着、残念ながら火花散る激闘の結果を見届けることなく、ボクは下車したのだった。