20数年前になるだろうか、ある飲み屋で、たまたま出会った女性の恋愛相談に乗っていた時「ガキのくせに恋愛の解説なんてしてんじゃねえよ。ムカつくんだよ」と、50歳くらいのオジさんに、突然怒鳴られたことがある。
 ボクの悪い癖なのだが、どんな話題に対しても、ワイドショーのコメンテイターのように、わかったような顔をして解説してしまう。特に恋愛問題に関しては、興味の度合いが強い分、解説がくどいらしい。
 一度怒鳴られてから、解説したくなっても一応我慢して、第三者となって傍観していようとするのだが、話が盛り上がってくると、いつのまにか話の真ん中に割り込んで、状況分析から心の動きなどをクドクドと解説してしまう。
 最近も、隣りの中年カップルが盛り上がり、出来上がりそうになっている横で、無用の解説をして迷惑がられた。
 しかし長年そんなことをしていて学んだことがある。解説好きの人間なんてしょせん口先だけ、そんな男がモテることはないのだ。