「あなただけにお届けします」「無料です!幸運の護符を差し上げます」そんな見出しの下には「親愛なる○○さんへ」なんて、ボクの名前が書いてある。差出人はマリア・デュバルという女性で、シンガポールからのエアメールとなっている。
 一昨日、ちょっと読むと不気味に思えるような、こんな手紙が届いた。
 しかし、さらに文章を読み進めると「あなたの大きな願いがなんであれ、私がその願いを叶えることを約束する」「これまで多くの政治家や億万長者にアドバイスしてきた」「宝くじの当選番号を予言した」といった、全く笑っちゃうような言葉がびっちりと並ぶ。そして最後にアンケートが添付されていて、それに答えて返送するようにと、親切に書いてあるわけだ。
 まあ、このアンケートを返送すれば、ナンダカンダと言って来て、お金を払い込むように誘導されることは明らかで、ある意味、頭脳的商売ともいえる。ネットで彼女のことや手紙のことを調べたら、予想通り、アンケートを返送し、その後お金を支払ったという方の書き込みが多数あった。
 こういう「幸運の手紙を装った不幸の手紙」は昔からあった。それは、人間の心のスキマを狙う商売は決してなくならないということの証明なのだ。
 そうそう、もう一つこの手紙で呆れたのは、宛先はシンガポールと書いてあるにもかかわらず、FAXの返送番号は03で始まる東京の番号だったことか。
 皆さんの所にも、もしこんな手紙が来たら、宴会での笑い話のネタにでもして欲しい。