ボクが小学生の時、最初に憧れた芸能人は加山雄三。まず、顔がいい、スタイルがいい、水泳、スキー、ヨットなどスポーツは万能、さらにピアノもギターも出来て作詞作曲もする。慶応大学卒で茅ヶ崎にホテルを経営するなど実業家としても有名で、その上血筋も良い。こんなにも条件揃った男がこの世に存在するんのかと、友達とよく話したものだ。
 ただ、自惚れの強かった当時のボクは、スポーツの上達、慶応大学卒、ピアノにギターに作詞作曲、それにホテル経営なんかは、努力すれば何とかなるかもしれないと秘かに思っていた。しかし、どんなに努力してもどうにもならないのが、容姿と血筋である。
 中でも血筋と育ちは、どうにもならない。今考えると、加山雄三の人気が大ブレークしたのは、やっぱりその育ちの良さというバックボーンが大きかったとも思う。
 現在、育ちの良さで人気者といえば、小泉孝太郎とDAIGOだろう。特にDAIGOは、21世紀風の二枚目ながら、その風貌とスタイルは元総理のイメージと真逆、その上言動はぶっ飛んでいるように聞こえるが、内容はとても謙虚でまじめ。そんなところがとても魅力的だ。
 あ~、ボクも血筋さえよければ今頃は・・・。なんて家人に話したら「もしあなたが名家に生まれたとしたら、今頃は先祖の博物館の管理人でもしてると思うよ」などという言葉が返ってきた。多分そんなところだろうと、自分でも思うからとても悔しいのだ。