水の節約の秘策は、習慣

　僕の仕事場は水とお湯がタダである。本当はタダではなく家賃に含まれているのだ。入居当時は、風呂は仕事場で済ませれば、自宅の水道代の節約になるとか、仕事場で洗濯しちゃおかなあ、なんてケチなことを考えたが、考えただけで終わっている。風呂は寝る前に入るといった生活習慣は、なかなか変えられないからだ。だから公園の水道などを使う時も、習慣だから直ぐ閉める。通常1分間水道を出しっ放しにすると12リットルの水が流れる。料金は約3円である。そんな事を日々気にしながら生活するのは、ストレスがたまると思うだろうが、それを習慣にしてしまうとそうしない方がストレスがたまる。
　今日の昼間、仕事場そばのマンションの管理人が玄関前に水を撒いていた。こんな雨模様の日にである。そしてその水を止めること無く、玄関わきの植栽の枯れ葉を取る作業に移った。その姿を見ていた僕はイライラして来た。多分あの調子だと20分は水を無駄にするであろう。すると流れる水は240リットル、2リットルのペットボトル120本分だ。金額にして60円を下水に捨てることになる。管理人にとっては自分の金じゃないから、水の流しっ放しなんて平気なのだろうが、彼のそんな習慣は自宅でも同じだろうから、きっとあの管理人には貯金なんてないだろう。そこまで考えたら少し落ち着いた。
　そんな僕はやっぱりおかしいだろうか？