散歩コースのイチョウや桜の葉っぱは

かなり散ってしまいました。

冬が来るなぁ。

今日は、義母への贈り物の

お話です。


名古屋の夫の実家への
お中元やお歳暮は、
何か美味しいものを贈ることだけを

考えればよかったので、

これまでは、それほど迷った記憶は

ありません。
 

選ぶのが面倒なときは、
カタログギフトを贈り
好きなものを選んでもらって
いました。

しかし、二人が歳を取ってからは
何を贈るか迷うようになりました。

カタログギフトは
小さな文字をハガキに書いて送るのが
面倒だろうと思い止めました。
(実家の母がそうだったので。)

お酒は、どの程度飲んでいるのか
あるいは、飲んでいないのか
分からなかったので
贈らなくなりました。

義父が施設に入ってからは、
何を贈ったらいいのか
一段と悩むようになりました。

義母がひとり分の料理を作るのは
面倒になっているのではと
レンジや湯せんで簡単に
食べれるものや、
ゼリーなどを贈っていました。

缶詰や瓶詰は、

空き缶や空き瓶を
捨てるのに手間がかかるので
止めました。

今年の9月に5年ぶりに
二人に会いに行って
義父だけでなく、義母の認知機能も
かなり衰えていることを目の当たりにし、

今年のお歳暮は、何を贈るかというより、
贈るかどうかを迷いました。

あれじゃあ、レンジで温めることは
もちろん、湯せんでさえまともに
できるかどうかわからない。

結局、すぐに食べられる
お菓子にしました。

福砂屋のカステラ。
義父が大好きで、
以前、帰省の折には
必ず買って行きました。

すると義父はそれを大事そうに
毎日少しずつ少しずつ切って
食べるのです。

誤嚥性肺炎を2度も患った義父は、
もうカステラは食べられないだろうな。

義母はひとりで買い物にも行けないので、
栄養失調気味だと指摘されてからは
夕ご飯は宅配弁当を配達してもらってます。
ヘルパーさんが来ない日の
朝とお昼は、あるもので済ませているようです。

カステラだったら、
ちょっとお腹を満たすのにいいのかなと。
切る必要のない
キューブ型のタイプを

選びました。

 

自分の親、夫の親、

老親たちの現実を見ていると、

こうして人は歳をとっていくのだなぁと

思います。