父がリハビリ病院から
地域包括ケアの病院に
転院して1週間ちょっとが過ぎました。
昨日は母と一緒に
入院中の父に会ってきました。
よくよく考えたら、
父と母が会うのは約2ヵ月ぶり。
今月初めの国立病院での検査のときも
リハビリ病院から
現在の病院への転院のときも、
母は連れて行かなかったのです。
疲れやすく足元もおぼつかない母を
連れて行かないのは、
当然の判断だと思っていました。
母もおそらくそう思っていたと
思います。
父に母が来ていない理由を
伝えることなど思いつきもしませんでした。
ところが、父にとっては違いました。
2ヵ月間も顔を見せない母を
どうやら父は心配していたらしいのです。
私には遠慮して
何にも不平不満を言わない父が、
母の顔をまっすぐに見ながら
珍しく少し強い口調で訴え始めました。
なかなか顔を見せないから
どうしているのか、
元気にしているのかと
心配をしていたのだと。
だからもっと頻繁に顔を見せてくれと。
母のことなら私に聞けばいいのにね。
そういうちょっとしたことを
フランクに聞けない父。
昨日は久しぶりに母の顔を見て、
思いの丈をぶつけたって
感じでした。
父は骨折などで
過去にたびたび入院していますが、
まだ母が元気なときは
毎日のように顔を見に行ってましたからね。
父にとってはそれが当たり前だったのでしょう。
だからなおさら、ほったらかされたような
寂しい気持ちになったのかもしれません。
以前とは体の状態も変わって
かなり歩くのが不自由になっている母のことは、
わかっているはずなのですが。
どこか母への甘えのようにも思えました。
母は父の言い分を黙って聞いていました。
そして、病室を出た母は、
「人の苦労も知らんで。」
と笑いながらひと言。笑
そして、
普段口数の少ない父の意外な発言に
「あんな風に思ってたんだね。」
と二人で話しました。
病院側の説明だと
退院は思ったより先になりそうで
ちょっとガッカリしました。
また来週、面会に行こうと思います。
もちろん、母を連れて。