今日は県内の多くの中学校で卒業式が行われたようです。
お天気も良くあたたかくて何よりでした。
もう随分昔になってしまったけど、
子どもたちの卒業式を思い出しました。
そしてもっと時はさかのぼり、
自分の卒業式をも懐かしく思い出しました。
そして、
もっともっと昔にさかのぼって、
ふと、幼稚園の卒園式の日のことを
思い出しました。
私が憶えている卒園式の思い出は
たったひとつだけ。
いつも一緒に遊んでいたあけみちゃんが
泣いていたこと。
6歳の私には、
どうして彼女が泣いているのかが
まったく理解できませんでした。
「あけみちゃんは、なんで泣きよっと?」
と、傍らに居た母親に聞くと、
「お友達や先生と別れるのが寂しいとよ。」
と教えてくれました。
同い年なのに、
自分にはない感情を持っている彼女が
とても大人びて見え、
衝撃を覚えたのでした。
周りを見渡しても、
泣いているのは彼女だけだったと
記憶しています。
遠足の時、あけみちゃんと。
昔のアルバムを開いてみたら、一緒に写った写真が1枚だけありました。
背も高かったし、こうして見ると顔も私よりずっと大人びてしっかりしてる。
今は、実家のお店を継いで、
おかみさんとして頑張っているらしいです。