娘が家から居なくなって、
玄関の収納スペースからごっそり靴がなくなったのを機に、
自分の靴も思いっきり処分することにした。
昨年の冬も今年の冬も、
ブーツは一度も履かなかった。
ヒールのあるおしゃれな靴は、
もうここ数年履いていない。
私はおチビなので、
以前はヒールのない靴なんて履きたくなかったけど、
最近は2センチほどのローヒールばかり。
そして、スニーカーの頻度もかなり増えてきた。
スニーカーの心地よさに味をしめたら、
ローヒールの靴さえ履き心地が悪く感じる。
10年ほど前までは
ハイヒールで長時間歩いても平気だったのに。。。
「10年ひと昔」とは、よく言ったもんだ。
まつエクは、もう何年も前にやめた。
マスカラもネイルもピアスも、やらないことが増えてきた。
「女子力」といわれるものは、どんどんなくなってゆく。
日焼けやシミを気にするよりも、
お日様にあたって心身を整えることのほうが
大事に思えてきた。
昔は見た目が重要だったけど
今は、自分が心地よくいられることが何より大事。
年齢とともに価値観も変化していく。
自分を飾ることに、
どれほどの意味があるのかと思うようになった。
それは「諦め」とはちょっと違う。
自分を卑下しているわけでもない。
おしゃれにまったく興味がなくなったわけでもない。
歳を重ねたからこそ得られた心の自由だと思っている。