床下エアコンを考えてみる(続続続続編) | ヒートショックのない家を建てる

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高齢の母のために考えた家を建てた経験を通して、注文住宅全般、特に換気関係について考えます。

 私は床下エアコンを施工したことがないので、詳しくは知りません。だから、ブログやYouTubeで見ていると分からないことがたくさんあり、床下エアコンへの興味は尽きません。とうとう「続」の個数を数えながら書かないといけなくなりました。

 

 今回は床下エアコンに使うエアコンのドレン配管についてです。このドレン配管について書いている記事をあまり見かけません。

 エアコンにはエアコン内で結露した水、つまりドレンを外部に排出するためにドレン配管が必要です。

 

 ドレンは通常、重力で排水するため、ドレン配管には勾配が必要です。つまり、床下エアコンに使用するエアコンの設置位置は排水場所よりも高くないといけない訳です。

 

 床下エアコンのエアコン設置位置は床面よりも高いものから床下に埋め込んでいるものまで多種多様です。

 設置位置が高いものはドレン配管については比較的問題がなさそうですが、低いものはどうしているのでしょうか。

 

 床面よりも高い位置に設置すればドレン配管は土台の上を通ってドレンを屋外に排水できそうです。この場合、壁に穴を開けて屋外に排水することになります。

          

 

   床面とエアコンの吸い込み口が同じ高さになる様にして、床下に潜り込ませるように設置すれば、エアコンの設置位置は土台よりも低くなり、基礎の立ち上がりに穴を開ける事になります。

 

 

  近くにキッチンなどの水回りがあれば、床下にある排水管にドレン配管を繋いで排水することが出来そうです。

 

 それも出来なければドレンアップキットなどを使って電動ポンプでドレン水を屋外に排水することになります。

 しかし、ここまでくると床下エアコンのコストパフォーマンスが損なわれてしまい、メンテナンスも大変です。

 

 床下エアコンは冷房には向かないので、ドレン処理は必要ないという考え方があるかもしれません。冷房しなければドレンは出ませんから。

 しかし、間違えて冷房してしまうとドレンが発生して、床下が水浸しになってしまう可能性があります。

 

 床下エアコンの施工は比較的簡単だと言いますが、結構いろんなノウハウがありそうです。