床の吹き出し口はステンレス | ヒートショックのない家を建てる

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高齢の母のために考えた家を建てた経験を通して、注文住宅全般、特に換気関係について考えます。

 床の吹き出し口はステンレス製です。

 床の吹き出し口にはプラスティック製のガラリを採用している例が多い様ですが、直射日光の当たる窓際で劣化しないのかと心配に思います。(樹脂サッシを使っておいて何がと言われそうですが。)

 ステンレスならばそのような心配もなく、強度面やデザイン面でも優れています。

 吹き出し口の内部は、写真の様に直径15mmの穴が20個開いており、この穴に直径18mmバックアップ材を詰めることで風量の調節が出来ます。

 白いフィルターは床下の埃が居室に入るのを防ぐものではなく、埃や物が床下に落ちるのを防ぐ、落下防止用です。

 床下エアコンの様に風圧が小さい場合は比較的大きな開口がある「ガラリ」にする必要があり、ここから床下に埃や物が落ちたり、虫が侵入したりしますが、「強制給気方式」では風圧が大きいので、その様な事がありません。先日、建築後1年半経った頃に床下に潜りましたが、ゴミや虫はありませんでした。

 また、空気と一緒に床下の埃も吹き出すのではないかと心配しましたが、杞憂に終わりました。その証拠に、このフィルターはほとんど汚れません。

穴の位置で薄っすらと汚れているのが分かる。