この2日間、愛猫ルーの検査で、山口大学動物医療センター(コチラ⇒★★★)まで車で片道2時間の道のりを行ったり来たりしていました。
両方の腎臓に腫瘍があり、抗がん剤の効果も見込めず、手も施しようがない。と広島の動物病院で診断されたルー
↑ ↑ ↑
こんなに元気で、まだ7歳なのに。私には晴天の霹靂の出来着でした。
「これ以上の検査は、山口大学動物医療センターへ」とセカンドオピニオンをすすめられ、紹介状と診察予約をいれてもらい、車のエアコン全開で、炎天下の中、出掛けました
結果は
①両方の腎臓に複数の嚢腫(水の入った袋状のデキモノ)があり、腎臓の機能が低下している(→多発性嚢胞腎★★★は、猫の先天的な病気)
②加えて、癌を併発している可能性もある、詳しくは開腹して組織を取って調べる必要がある。
癌の種類を特定するには、開腹しての組織検査が必要で、リンパ腫なら抗がん剤の効果が期待できるが、腎腺ガンだと効果的な治療は見込めない。
説明を受けた直後は、
「この際、徹底的に調べてもらって、できる治療はすべてしよう!」と考えました。
で、手術を予約して、そのまま入院させて帰宅。
家に着くと、Amazonで注文してた本が届いていました。
「余命3ケ月」のウソ
がんが恐いのではない。「がんの治療」が恐ろしいのです(コチラ⇒★★★)
「がん」は、放っておくと またたく間に増殖し、転移して、苦しい末期を迎える
だから、早期に発見して、外科的手術で切除して、抗がん剤や放射線治療を受ける必要がある
というのが、私の今までの「がん」に対するイメージ。
これが根底からひっくり返される オドロキの内容でした。
抗がん剤は9割のがんには効果がない。
がんを一時的に小さくする効果はあっても、延命効果は実証されていない(←正常細胞にもデメリットが大きい)事実アメリカでは、一部のがんを除いては、抗がん剤治療は行われていない。
癌で一番の延命治療は「無治療」
痛みや苦痛が出たときに、それを取り除く事や、生活水準を維持する事をすればよい。
癌の早期発見は、「予防医学」ではなくて、「患者を呼ぼう医学」
転移する癌は、幹細胞が出来る段階でそれが決まっていて、0.1ミリ時点でもすでに転移している。臓器転移して、それが臓器の8割程度を占めたとき、余命が一ヶ月とか言う話になるが、癌が発見されてからそこまで何年もかかるケースが多い。
かたや、切除して再発しない癌というのは、そもそも転移しない性格の癌で、命に関わる癌ではなく、切除する必要もない
※「がんは当初から転移する能力がある。がんが大きくなってから転移するという説は間違い」
この著者は、医学界のアウトローではなく、慶応義塾大学付属病院の放射線科の医師で、乳がんの乳房温存療法のパイオニア。慶応病院の外来で、がんを治療しないという患者さんを最長23年にわたって定期的に見てきた実績のある先生です。
本にはこんな事例もかかれています。
今、普通に歩ける人が、がん宣告を受けて「余命3ケ月」などと言うことは絶対にない!
食道がん手術をして、その後わずか4カ月で死去した 中村 勘三郎さん
手術前日にはゴルフコンペで準優勝するほど、気力も体力もあったのに。
食道がん手術は、転移もなく、成功と発表されたのに
食道がんの増殖スピードから言えば、手術や抗がん剤治療をしていなければ、半年から1年後でも自覚症状はなく、悲願だった歌舞伎座のこけら落としにも出て、その後も演じ続けられていたのに。
これを読んで思い出した事がありました。
「失楽園」「愛の流刑地」で有名な作家の渡辺 淳一氏。(もともとは医師)
この人は、何年か前に前立腺がんを発見されながらも、手術などの積極的治療を行わず、数年後に80歳で、花が散るように 自然死のように死を迎えられた事を。
前述の中村勘三郎氏の食道がんの全摘手術は、もっとも後遺症・合併症の多い手術なのだそうです。ものを飲み込みにくい・食べたものや酸が逆流する・ひどい胸やけ・激やせ・肺炎などの感染症・食後の腹痛・低血糖の発作・下痢・・・。放射線治療なら苦痛もダメージもほとんどないのに、、、。(完治するという意味ではありません。そもそも転移した癌は完治しないので)
ルーを山大に預けて帰った晩に、一気に読み上げました。そして、私の出した結論は
もしも、ルーが癌を併発していたとしても、抗がん剤治療などで戦わずに緩和ケアなどの対処療法で、癌と共生する。開腹手術はしない。
幸いにも、山大の獣内科医のM先生も、私の決断を理解して下さって、快く手術のキャンセルに応じて下さいました。
癌と戦わず、共生する選択もある
これは、大きな収穫でした
両方の腎臓に腫瘍があり、抗がん剤の効果も見込めず、手も施しようがない。と広島の動物病院で診断されたルー
↑ ↑ ↑
こんなに元気で、まだ7歳なのに。私には晴天の霹靂の出来着でした。
「これ以上の検査は、山口大学動物医療センターへ」とセカンドオピニオンをすすめられ、紹介状と診察予約をいれてもらい、車のエアコン全開で、炎天下の中、出掛けました
結果は
①両方の腎臓に複数の嚢腫(水の入った袋状のデキモノ)があり、腎臓の機能が低下している(→多発性嚢胞腎★★★は、猫の先天的な病気)
②加えて、癌を併発している可能性もある、詳しくは開腹して組織を取って調べる必要がある。
癌の種類を特定するには、開腹しての組織検査が必要で、リンパ腫なら抗がん剤の効果が期待できるが、腎腺ガンだと効果的な治療は見込めない。
説明を受けた直後は、
「この際、徹底的に調べてもらって、できる治療はすべてしよう!」と考えました。
で、手術を予約して、そのまま入院させて帰宅。
家に着くと、Amazonで注文してた本が届いていました。
「余命3ケ月」のウソ
がんが恐いのではない。「がんの治療」が恐ろしいのです(コチラ⇒★★★)
「がん」は、放っておくと またたく間に増殖し、転移して、苦しい末期を迎える
だから、早期に発見して、外科的手術で切除して、抗がん剤や放射線治療を受ける必要がある
というのが、私の今までの「がん」に対するイメージ。
これが根底からひっくり返される オドロキの内容でした。
抗がん剤は9割のがんには効果がない。
がんを一時的に小さくする効果はあっても、延命効果は実証されていない(←正常細胞にもデメリットが大きい)事実アメリカでは、一部のがんを除いては、抗がん剤治療は行われていない。
癌で一番の延命治療は「無治療」
痛みや苦痛が出たときに、それを取り除く事や、生活水準を維持する事をすればよい。
癌の早期発見は、「予防医学」ではなくて、「患者を呼ぼう医学」
転移する癌は、幹細胞が出来る段階でそれが決まっていて、0.1ミリ時点でもすでに転移している。臓器転移して、それが臓器の8割程度を占めたとき、余命が一ヶ月とか言う話になるが、癌が発見されてからそこまで何年もかかるケースが多い。
かたや、切除して再発しない癌というのは、そもそも転移しない性格の癌で、命に関わる癌ではなく、切除する必要もない
※「がんは当初から転移する能力がある。がんが大きくなってから転移するという説は間違い」
この著者は、医学界のアウトローではなく、慶応義塾大学付属病院の放射線科の医師で、乳がんの乳房温存療法のパイオニア。慶応病院の外来で、がんを治療しないという患者さんを最長23年にわたって定期的に見てきた実績のある先生です。
本にはこんな事例もかかれています。
今、普通に歩ける人が、がん宣告を受けて「余命3ケ月」などと言うことは絶対にない!
食道がん手術をして、その後わずか4カ月で死去した 中村 勘三郎さん
手術前日にはゴルフコンペで準優勝するほど、気力も体力もあったのに。
食道がん手術は、転移もなく、成功と発表されたのに
食道がんの増殖スピードから言えば、手術や抗がん剤治療をしていなければ、半年から1年後でも自覚症状はなく、悲願だった歌舞伎座のこけら落としにも出て、その後も演じ続けられていたのに。
これを読んで思い出した事がありました。
「失楽園」「愛の流刑地」で有名な作家の渡辺 淳一氏。(もともとは医師)
この人は、何年か前に前立腺がんを発見されながらも、手術などの積極的治療を行わず、数年後に80歳で、花が散るように 自然死のように死を迎えられた事を。
前述の中村勘三郎氏の食道がんの全摘手術は、もっとも後遺症・合併症の多い手術なのだそうです。ものを飲み込みにくい・食べたものや酸が逆流する・ひどい胸やけ・激やせ・肺炎などの感染症・食後の腹痛・低血糖の発作・下痢・・・。放射線治療なら苦痛もダメージもほとんどないのに、、、。(完治するという意味ではありません。そもそも転移した癌は完治しないので)
ルーを山大に預けて帰った晩に、一気に読み上げました。そして、私の出した結論は
もしも、ルーが癌を併発していたとしても、抗がん剤治療などで戦わずに緩和ケアなどの対処療法で、癌と共生する。開腹手術はしない。
幸いにも、山大の獣内科医のM先生も、私の決断を理解して下さって、快く手術のキャンセルに応じて下さいました。
そして当面は、腎臓の数値を見ながら、慢性腎炎の治療を行うよう、広島の主治医にお手紙と、エコー画像のCDもことずけてくださいました。
一見無駄にも思える、山大2往復でしたが、ルーと向き合う覚悟を決めさせてくれた必要な行動でした。紹介してくれた主治医にもM先生にも大変感謝しています。
そして
もし、自分や家族が 「癌」になったとき、あわてて手術に走らないように心構えもできました。
一見無駄にも思える、山大2往復でしたが、ルーと向き合う覚悟を決めさせてくれた必要な行動でした。紹介してくれた主治医にもM先生にも大変感謝しています。
そして
もし、自分や家族が 「癌」になったとき、あわてて手術に走らないように心構えもできました。
こういうの怪我の功名っていうのかしら
うちは父が前立腺がん、母が乳がんの手術をしてます。(おかげさまで5年以上元気です♪)
癌家系だからと、毎年乳がんのマンモグラフィーも欠かさず、娘と息子も早々にアフラックのがん保険を掛けて、、、と。
うちは父が前立腺がん、母が乳がんの手術をしてます。(おかげさまで5年以上元気です♪)
癌家系だからと、毎年乳がんのマンモグラフィーも欠かさず、娘と息子も早々にアフラックのがん保険を掛けて、、、と。
癌に対してナーバス過ぎました
癌と戦わず、共生する選択もある
これは、大きな収穫でした