用事で近くに行くから、
お茶でもどう?
と旧友から連絡が来る。
高校時代たまたま同じ部活に入り、
なにか気が合い、
かれこれ20年以上の付き合い。
私の数少ない友人の1人。
老眼は進み、あらゆるものを
さらに遠ざけて見てるらしい。
この前は、初めてのぎっくり腰を
経験し、膝の痛みは慢性化。
変わらないといえば、
通常通りの低めのテンションと、
声の低さ。
久しぶりに落ち合う昼下がり。
おう。と旧友。
変わらず、低めの声とテンション。
それになにかホッとして、
おう。と応える私。
身構えず、
自然にどうでも良い話をする。
そんな時間は久しぶり。
旧友の変わらない
テンションや気遣いが、
嬉しかった。
そんな日。
帰りに、
きれいな半分の月が見えました