ベンゾジアゼピン系薬剤とは基本的に鎮静系の薬であり、
何十年も前から世界中で、次のような広範な治療上の作用を用いて、
様々な適応症に処方されてきました。
精神科だけじゃありません。驚くことに、
整形外科婦人科など、多科で、病気治癒のために使用、処方され続けています。
- 抗不安作用(不安の軽減)
- 睡眠作用(睡眠の促進)
- 筋弛緩作用(筋緊張の緩和)
- 抗痙攣作用(ひきつけ、痙攣発作の抑制)
- 健忘作用(外科手術前の鎮静)
“適応外”処方もかなり多くあるようです。
私自身、パニック障害急性期、恐ろしい発作時には
非常にベンゾジアゼピン薬 ありがたいお薬でした。助けられました。
しかし。 いつ、耐性がついてしまうのかわかりませんし、
耐性が付いていることにも気付かないのです。
今、大丈夫であっても、これから先ずっと大丈夫という保証はないのです!
気付いた時には、泥沼の中にどっぷりはまっていたのです。
まさかのまさか、でした。
体も知らないうちに弱く病気がちになっていました。
そして、精神薬全般は”覚せい剤”である。
これは衝撃的な事実です。
だからこそ、今。
症状のいくらかでも落ち着いていらっしゃるならば
普通に歩けて動いて生活できている間に
考えるべきことなのです。
アシュトンマニュアルより以下引用
★マルコム・レイダー教授
英国ロンドン大学精神医学研究所名誉教授(臨床精神薬理学)。世界保健機関(WHO)において、精神科処方薬に関するアドバイザーを務める。ロンドンでベンゾジアゼピン離脱専門クリニックを運営していた。ベンゾゼピンについて100本以上の論文を発表している。
ベンゾジアゼピンは他の依存性薬物と比較して、より離脱が困難であると専門家が述べます。
「ベンゾジアゼピンから離脱させることは、
ヘロインから離脱させるよりも困難 である。
その依存はかなり深く染み込み
禁断症状も非常に耐え難いため
薬を止めるのに相当な問題が生じる。
もう一つの特徴は、ヘロインの場合、離脱症状は、通常一週間程度で終わるが、
ベンゾジアゼピンの場合、一部の患者は、長期に及ぶ離脱に移行することである。
私のもとには、離脱症状は2年以上も続くことがあると訴える人たちから手紙が届く。
いくつかのトランキライザー自助グループには、断薬後10年経過しても
依然として離脱が続いている人たちを記録していることもある。」
――― マルコム・レイダー教授(BBC Radio 4, Face the Facts, 1999 年3月16日)
1978年、レイダー教授はベンゾジアゼピン系薬剤のことを、その非常に高い処方率から
「大衆のアヘン」と呼びました。
そして1981年には、精神安定剤中毒のことを指し、
「現在蔓延しつつあるエピデミック(流行病)が存在する」と警告し、
1988年には、「これは、20世紀後半において医療によってもたらされた
最も甚大な問題である」とも述べています(出典:http://www.benzo.org.uk/lader2.htm)。
わたしの離脱症状。
2019年3/3現在
2/17日 以来 不眠が続いています。
こんな酷い不眠は減薬前にもありませんでした。
ソラナックス減薬を進めてきましたが、少しづつ増薬中です。
不眠に加えて、様々な離脱症状も出現中。
(体の中ぞわぞわ痺れ感、目眩、頭痛、脳硬直してる感じ、吐き気、食欲なし、体のコリ
頻尿、緊張、動悸、)
2/17㈰ 0.192mg 睡眠時間/3h
2/18㈪ 〃 全く眠れず
2/19㈫ 0.196mg 〃
2/20㈬ 〃 〃
2/21㈭ 〃 〃
2/22㈮ 〃 〃
2/23㈯ 0.2mg 〃
2/24㈰ 〃 〃 午後昼寝1h
2/25㈪ 〃 3h 脳が疲弊
2/26㈫ 0.212mg 相変わらずミオクローヌス等で不眠
2/27㈬ 〃
2/28㈭ 〃
3/ 1㈮ 0.224mg 1h
3/2㈯ 〃 3-4h 眠れたのは3時過ぎ 朝脳内の不快さ
3/3㈰ 〃 3-4h2時過ぎ入眠 午後抗えない眠気出現
酷い倦怠感。動けない。
(この眠気は異常。減薬後時々出現、良い兆候なのか?)
1錠の0.4mgをやっと2月に入って0.2mgちょうど半分を切ったと喜んだのも束の間。
0.224mgまで後戻り。この後、まだ落ち着かなければ増量覚悟。
やっぱり減薬はゆっくり慎重にしよう。
ワイパックスさんや他、水溶液減薬ブログを見直して思う
初心に帰ろうと思う。
忘れかけた離脱症状の苦しさ激しさ、思い出した。
今週は仕事も休んでしまった。
昨日は友人とのイタリアンランチ予約キャンセル
今日もお出掛け予定×
ワイパックスさんのブレない減薬方法は
そっくりそのまままねできないかもしれないけれど、
心折れないように
希望を持ち続けられる速さで、
のんびりのんびり~いくことにします