「ガングリオン」という良性の腫瘍があります。聞いたことありますでしょうか?

手の関節(手首)、特に背側にできることが多く、小さければ特に治療の必要はありません。また、自然に消えて無くなることもあります。(30%〜40%の方は自然に無くなるそうです)

しかし、大きくなって痛みやしびれ、違和感が出てきた場合には、以下のような治療の必要が出てきます。(※MRIや超音波などで診断がついていることが前提です。)

【保存的な治療】
ガングリオンは中にゼリー状の物質が入っているので、太めの針を刺して中身を吸引し、そこを圧迫します。

【手術による摘出】
吸引しても痛みが取れなかったり、再発を繰り返したりする場合には、手術による摘出術が必要になります。

本日、そんな再発性のガングリオンの摘出手術がありました。(※患者さんの許可を得て掲載)

{2A37F411-FA62-4C58-917B-C475B828F7BE}
↑堀田院長によるガングリオンの摘出手術です。ガングリオンの周囲をしっかりと見えるように、助手が創部を広げています。


{DC079A34-88E1-49FD-B0B0-AA006D4EBCB7}
↑堀田院長の左手のピンセットでつまんでいる白い膜に包まれたものがガングリオンです。中にゼリー状の物質が詰まっています。

ガングリオンの周りを手術用の小さなハサミを使い、きれいにはがしながら摘出しています。根元が残ると再発の可能性が高くなるので、速さではなく丁寧さが必要な手術です。

整形外科専門医ならば、どなたでも行なえる手術ではありますが、ガングリオンの再発や痛みにお悩みの方は、一度、上肢や手の手術を得意とする医師や、環状通東整形外科への受診をオススメします。


以下の日本整形外科学会のページも参考にしてくださいませ。


••••••••••••
環状通東整形外科では、

肩の痛み(腱板断裂、凍結肩、肩関節脱臼、石灰沈着性腱板炎、関節唇損傷など)、

肘の痛み(テニス肘、ゴルフ肘、野球肘など)、

膝の痛み(半月板損傷、変形性膝関節症、前十字靭帯断裂など)、

各種スポーツ障害に対して、
外来〜入院〜手術〜リハビリまで院内でしっかり対応しております。

また、小さなクリニックですが、常勤医は整形外科医師2人、麻酔科医1人の計3人体制で、安心安全な診療・手術を提供することを心掛けております。

電話 011-780-8080