運命・宿命とは? | nn

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もうすでに、占星術・命術に興味のある人は、何度も見聞きした話かもしれませんが、改めて宿命・運命・命運とは何か、について簡単な説明をします

中国をはじめとする東洋圏では、「命」と「運」は区別されていて、
日本で一般的に「宿命」とか呼ばれているのは大体「命」(ミン・めい)の事です
これは紫微斗数なら最初の命盤、四柱推命なら命式、インド占星術なら生まれた瞬間のチャート(ラシチャート)で現わされるものです。

一方「運」とは、「運勢」などと言うように時間経過に従って巡りくるものです。
行運とか、ダシャー、トランジットなどです。

ただ、どちらも「偶然」を意味せず、「必然」であります

 そして、これまた一般的で使い古された表現になりますが、
持って生まれた「命」(ミン・めい)とは、一人ひとりの特性・特徴です
人生という大海原を航海する船が人間とすれば、持って生まれた命(宿命)とは船の種類や機能・性能です。
人間は生まれながらにみな一様ではありません。それぞれの規格・能力が違うのです

船に例えれば、ヨットヨットやカヌー小舟の人もいれば、モーターボートの人、ガレオン船帆船の人、大型客船船の人、など色々いるでしょう。
それぞれ特徴があり、得手不得手、向き不向きがあり、それぞれの持ち味があるものです。

 一方、年ごと、月ごとなどに巡りくる「運」とは海の風向きや波の向きと高さ、天気・荒れ模様になります。
帆船の方は、順風満帆ならすいすい進みますが、向かい風の時は帆をたたんでイカリいかりを下して、向かい風になるのを待たなければなりません。(ヨットヨットはジグザグ航行もできますが)
一方、動力船の人は多少の抵抗があってもストレートに前に進めるでしょう。もちろん、動力船だって波の向きが進行方向と同じほうがより少ない労力で速く前進ができますが。
こういった巡りくる風向きや荒れ模様こそが「運」なわけです
大型船として生まれても、向かい風と荒れ模様ばかりでうまく進めない人もいれば、小さなヨットとして生まれても一生ほどよい向かい風と晴天ばかりの人もいるわけです。

そして、この生まれ持った特性「命」と風向きである「運」は占星術により読み解くことができるのです。
ご自身の特性・機能・特技を知り、向かい風の時期と順風の時期とを正しく見極めて動けば、よりよい人生を送り、より沢山の幸運を手にし、目的や願望もよりスムーズに達する事ができます

 また、命運には「範囲」があります。つまり最小値から最大値まで幅があるわけです。
しかし、ほとんどの人が最大値どころかそれ程力を発揮できていません。
持って生まれた「命」を超える事は困難を極めますが、最大値に近づける事なら、命運を知り、己の特性と運をつかめば誰にでも出来ます。
 これこそが「努力」にて運命を切り開くということなのです。

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