お盆休み明けで来られた患者様のお体を診させて頂きました。
毎日時間に追われて、仕事の疲れで体の状態がおかしくなっておられる方は、やはりゆっくり休み期間があると体も良い状態になる傾向があるなとおもいました。
いつもいかに仕事や時間に追われ、疲労困憊になっているか。。。
この事が良くわかります。休み事が体を回復させることも大きいです。
多くの日本人が自分で働き過ぎていると感じていないことも大きな問題となっています。毎日その働き方が当たり前になってしまい、このことが身体に大きく影響してしまっている事に気づけないで毎日を過ごしている方もとても多いです。
このように働き過ぎてしまうと何が起きるかというと、自律神経の交感神経が緊張してしまい、自分の感覚では疲れを感じなくなり、いわゆるハイテンションな状態で行き着くとこまで行ってしまうことがあります。
その末路は何かの形で(病気になる、又は病院でも原因がわからない症状が起きる、又は疲れがとれない等)今までの状況からストップをかけるサインが体に出ます。こういう状態になってしまうと、ここから体を回復させるのはとても大変なことです。
ここまでいかなくても、常に体の何かの不調を感じておられる方も多く、「 リラックスしづらい、何か落ち着かない、あれこれ考えてしまう‥ 」などそこまで深刻にならないような症状であっても、こうした状態が長く続いている方も実は多いです。
何とか仕事もまたは家事も出来る状態ですが、常に疲れている。。という状態の方が本当に多いです。
もう少し進むと、 身体的には体の緊張がとれない、症状としては不眠症、耳鳴り、耳の閉塞感、ふらつき、頭や体が揺れる、チクチクした針に刺されているような症状等が起きる方も多いです。
体の状態も段階があり、病気までいかないが、こうした状態で何年も辛い状態の方もいます。 一般的には自律神経失調症と言われる状態です。
何をすれば良いのか?焦りばかり出る方もいて、これが更に自律神経を乱す事にもなります。 こういう状態に対して病院では、その方に合った適切な指示がなされないこともあり、そのままの状態で長年過ごすことになってしまう、又は薬を長年飲み続ける状態になってしまう方もおられます。
体を休ませることで体が回復することが一番の薬になることも実はとても多いです。しかし、人によってはこうした自律神経を乱す方は、じっとしていられない性分であったり、又はすぐに何かしていないといけないような気持ちになったり、今までゆっくり休むことをされてこなかったことも今のようなお体になってしまっている原因の一つであることもあります。
思い切って一旦休み事も大切です。
なかなか身も心もゆっくり休めることが難しいのが今のじだいでもあります。いかに安堵の状態にリラックスする時間を取れるか。この事がとても大切になります。その時に身近にそうした支えになる人たちの力が大きくなります。自分の気持ちや気分を変えてくれる家族や仲間の存在はとても大きい時もあります。