体を休めても、疲れがとれないことがあります。
気持ちが休まらないことが、この疲れがとれない事と
関係している事も多いです。
長い期間体調が悪い方の中には、この自分の体の変化のことを、
病院で改善する事では難しく、病院での限界を知っている方もいます。
しかし、周りの人達は、自分の体の状態を心配して、
病院に行った方が良いと勧める方も多く、この周りとの価値観に
苦しんでいる方も多いです。
心配してくれていることがわかっているので、自分の気持ちを
わかってもらえない気持ちやこの価値観というのは、
親子であっても異なることもありますから、
とても気持ちが辛くなることもあります。
本人にしかわからないこうした気持ちを共有してもらうことは、
とても大切なことです。当然、当事者でしかわからないことが
ありますから、すべてわかる訳ではありません。
しかしこういう状態には、少しでも気持ちが落ち着くような状態に
なることが必要です。それぐらいこのような状態の心身の状態は
不安定です。
自分というものが、わかってもらえないことでの苦しみの根底には
自分の親との関係にあることも多いです。
誰でも親には、自分を一番わかってもらいたい、、と思っています。
これは、無意識な部分でもあります。
どんなに仲が悪くても、こうした自分でもどうすることも出来ないことが
あって、この根が深いことで、体調を長期に崩している方も
多いです。過去に捉われてしまった記憶は、無意識の部分と
関係していることも多いので、この部分に焦点をあてて
施術をしないといけないことも、多くなっています。
これは、高度成長期後半(昭和41年前後)頃からの、
親と子の関係を表しているのかもしれません。
幼少の頃に満たされていないことが、
後になって影響してしまいます。