体の事を理解する上で大切なことは、

私達が当たり前に思っている

体が回復する能力が、誰しもあるという

ことです。

 

「転んでケガをした傷口が良くなったり」

「疲れて横になっていると回復したり」

「骨折した箇所がくっ付いて治ったり」

 

このような、当たり前だと思っている

ことが、体の自然治癒する働きで、

これは常に私達の体で働きています。

 

この働きが低下すると、傷口が治る事も

遅くなり、なかなか治らないといったことが

起きます。この回復する働き、治癒する働きは

昨日お話した、新陳代謝とも関係があります。

 

慢性的に疲れている状態は、

この新陳代謝も治癒する働きも

低下しています。

 

傷口がなかなか治らない、疲れがなかなか取れないと

いった事は、体では同じ治癒する働きの低下が

関係しています。これは別個の事ではありません。

 

私達は、体の事をそれぞれ、ついつい別の事だと

思いがちですが、体の状態は、この治癒する事と

関係があります。(骨折や傷口が治らないと菌が

入ってくるので適切な病院の処置が必要ですが、

自分の体はどうなってるのか?この時に

自分の体の状態がわかることがあります)

 

症状に目がいくばかりに、

体のこの根本的な部分を忘れがちです。

難しいのは、症状が起きている状態でも

体では一所懸命に良くなる為に働いていることが

ある事です。

 

これは自律神経神経も関係していて、

体調が思わしくない時も実は体では

治癒する過程にあることです。

体調が悪いと思って、ここで薬を

使う事で、体はこの治癒力が発揮できない体に

なってしまう事です。

体がちゃんと消化、吸収、排泄出来たり、

することなど、体の働きを高める事が

長い目で見て、とても大切なことです。

 

体の基本的なシステムは昔と変わらないので、

今のような長く生きられるようになった

時代には、尚いっそうに、

この治癒する働きの事が大切になっています。

 

横浜ホリステイック治療室