マクロビオティックという考えがあります。
マクロは、「大きい、長い」ビオは「生命」
ティックは「術、学」という意味で、
「簡単に言うと「長く思いっきり生きるための理論と方法」
だそうです。
その根本には、「大きな視野で生命を見ること」
これが必要となります。
この実践の基本が「食」といいます。
日本も徐々にこの食に対する考え方が
変わってきて、マクロビのような考えが
浸透しつつあると思います。
これは、薬の薬害とも関係している話で、
1980年代にアメリカで、マクロビやスローフードの
ブームが起きたのは、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子が
凄く増え、その時にリタリンという薬が
(脳の中枢神経を興奮させ、精神活動を高める)
投与されたことで、多動はなくなったが、
ボーとした状態になったようです。
ここから、リタリンのような向精神薬を服用するより、
食事をきちんとしようという考えが起きたようです。
(リタリンは、麻薬の道筋にもなるということもあったようです)
このリタリンに限らず、薬で何とかなるという
考えが当たり前になっていることを感じることも
よく耳にします。
年配の方の間では「薬を飲むのが当たり前」のような
会話を良く聞きます。病院の診察券を何枚も持っていたり、
それが普通だと言えばそうですが、
以前も書いたかもしれませんが、血液をサラサラにする薬を
飲むと、筋力が弱くなることが起きます。
患者さんで、足の筋力が弱くなる事に気づいて
不安になって飲むのを止めた方もいましたが、
殆どの方は何も感じないで、普通に飲んでいます。
よく足に力が入らないといった症状も
歳を取ってくると増えるのですが、
(それは痛みも伴うこともあります)
この薬の影響もあります。
食から体を健康にすることが、本当に
必要です。これは、病気を予防することにもなります。